いまさらながらiPhone5sのケースを作っていまして、
写真1 iphoneケース出力比べ
一番小さい魚と上側の波の部分をくらべると右側の方が荒いのがわかりますか?
写真2 CADデータ
データ上では波の細さは同じくらいだし、小さい魚も出力できないほど小さいわけではないのになぜだろう?と思ったら、
ほんの 0.3mm ほどなのですが、枠と波のz位置がずれていて、3Dプリンタのステージ上に接しておらず浮いている状態になっていました。浮いている分、積層が少なくなってにょろっと垂れ下がってこんな残念なことになってしまってました。
写真1の左のケースはz位置を揃えて修正したものを出力しました。
それでもあんまり表面がきれいにでてないのですよね。
今回はラフトをつけずに、魚と波の模様があるiPhoneの裏面にあたる部分を下側にして出力したのですが、裏面を下にして出したときと上にして出力したときで表面の状態が違うのです。(写真3をみて)
写真3
左側がiPhone裏面(現在上にきている面)をステージに接するようにして置いたもの、右がサポートをつけて裏面が上にして3Dプリンタで出力したものです。
左の方が積層のラインが目立つのがわかりますか?
裏面を上にして出したほうが綺麗なのですが、余分なサポートが必要なので時間もかかるし、サポートをはずす手間もかかります。
ちなみに左側が1時間ほど右は3時間ほど出力に時間がかかります。
どちらをえらぶか悩むところです。
サポートについてはまだまだ考察すべきことがたくさんあるので次回サポート編としてまとめようとおもいます。
( Trigger Deviceのブログにまとめたものを再掲載しました)
2014-09-24
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