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Fab-coreは2014年6月にオープンし、今年で5年目となり、これまで多くの方々にご利用いただいてきました。そして、いろいろなものがFab-coreから生み出されてきました。

日々、利用者の方々がFab-coreで製作していますが、Fab-core内で全て完成してしまうものはほとんどありません。

皆さんFab-coreで加工したものを持ち帰り、さらに手を加えて完成品を作っていらっしゃいます。

写真などで完成したものを後日見せてもらうと、単にレーザー加工機でカットしただけのものから、工夫次第で素敵な商品に変わっていて、驚かされます。

この企画では、そんな素敵な商品を生み出している利用者の方と制作事例を紹介していきたいと思います。

第1回目の訪問先は、大垣市にあるsunokko designさんのアトリエショップです。

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sunokko designの栗田さんはネットショップや各地のイベント出店などで主にアルパカをモチーフにした雑貨の販売をしていらっしゃいます。

今回は、2017年2月にオープンしたアトリエショップに伺って商品を見せていただきながら、お話を伺いました。

Fab-core(以下 F):本日は、お時間いただきありがとうございます。栗田さんは2015年3月からFab-coreを利用していただいていて、オープン年度からのおつきあいなのですが、そもそもFab-coreのことはどうやって知りましたか?

栗田(以下 K):Fab-coreさんの前進のf-laboさんの頃、たしかFacebookで知りました。そちらがなくなって、Fab-coreさんが出来て継続的に利用させていただいてます。

F:f-laboの頃から利用していただいてたんですね。2015年からこれまでだいたい1ヶ月~1ヶ月半に1度の割合でご利用いただいて、最初は、シロクマとアルパカのモチーフを白と黒のアクリルを使ってブローチをつくっていらっしゃいましたよね。

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K:そうですね。最初はアクリル板を使ってブローチやピアス、イヤリングを作っていました。それから、木の素材も使うようになりました。

F:Fab-coreではこれまでどういったものを作ってこられましたか?

K:木のブローチやピアスとイヤリング、アクリルブローチ、ゴム印、クッキー型、什器、看板などです。

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F:結構いろいろなものを作っていらっしゃいますよね。アクセサリーだけでなく、お店の看板や什器は、他に作っている方はいないので、新鮮です。

K:什器については、流行もあるのでいろんなところに出かけて情報を収集して作成できそうなものはレーザーカッターで作っています。

F:POPはMDFをカットして紙をクリップではさんであるんですね。値段だけじゃなく、ひとことコメントが書いてあって、ちょっとした工夫でわかりやすくお客さんにもアピールできていいですね。

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いろんな商品をつくっていらっしゃるのですが、Fab-coreで加工した素材を商品化するための工夫はなにかされていますか?

K:ブランドの世界感を統一するようなパッケージデザインは大切だと思います。

商品については、まだレーザーカッターを使った雑貨があまりなかったころは、ただカットしたものだけでも珍しがられていたのですが、今はカットしたものにさらに一手間加えるのが大事かなと思っています。

F:栗田さんの場合だと、アクリルのブローチやイヤリングの彫刻した部分に色をつけているところがひと手間かかっていて、オリジナリティがあっていいですよね。

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F:ところで、Fab-coreでつくって、商品にならなかったもの、失敗したものってなにかありますか?

K:そうですね~。パッケージ用の箱をレーザーでつくろうと思ったのですが、手間とコストがかかりすぎるのであきらめました。

F:そんなこともありましたね。では、Fab-coreで作ったもののなかで一番のお気に入りってありますか?

K:木のブローチです。手描きの風合いがでるのでとてもすきです。

F:木のブローチは、彫刻するときにどれくらいの深さで彫刻するかを細かく調整させていただいた覚えがあります。利用者の方によって、同じ機材で同じ素材を使っていても好みが違うので、それぞれの方の好みにあわせて機材を設定しています。利用者の方は、どん どんこだわりを追及していただければ、スタッフが出来る限りお手伝いしたいと思っています。

栗田さんは継続して長年ご利用いただいているのですが、Fab-coreの機材を使って加工する利点はありますか。

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K:手づくりの不揃いのよさ…もハンドメイドには大切な要素ではあるんですが、私は同じものを同じ品質で作れるものに魅力を感じています。ミリ単位で同じものがつくれるのってすごい事だと思います!

また、さまざまな素材に挑戦し、新しいものを生み出せる力があるところでしょうか。まだ私はその技術を活かしきれていないので、挑戦していきたいなと思っています。

それと、スタッフの方が放っておいてくれるので、自分のペースで機材を利用できるのも良いですね。

F:機材の扱いに慣れてきたかたはほとんど放置してますね(笑)質問はいつでも受け付けているので、わからないことや、疑問、相談はじゃんじゃんしてもらって大丈夫です。

いまは、レーザー加工機を主にご利用いただいているのですが、他に使ってみたい機材はありますか。今後作ってみたいものとか・・・。

K:今興味が在るのはテキスタイルとUVプリンターです。UVプリンターはイラストを加工して作っている自分の作品と相性が合うのではないかと思っています。

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F:やはり、そうですか。利用者のかたにリクエストを聞くと、たいていUVプリンタが欲しいとおっしゃられるので・・・。検討したいと思います(汗)

その他に、作業場所としてFab-coreへのリクエストなどありますか。

K:UVプリンターはぜひお願いします!クッキー型を作れるような3Dプリンターもあると嬉しいです。

F:そうですね。高精細の3Dプリンタだとクッキー型をつくるには強度が足りないですし、Cube2はちょっと細かいものがきれいに作れないので、クッキー型にはいまいちなんですよね。そこらへんも要望をだしておきます!

F:では最後にFab-coreを利用を検討されている方にアドバイスというか、なにか一言お願いします。

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K:雑貨アクセサリーなど作っている方は、オリジナルのパーツが作れますし出店用の什器も作成できます。

自分のアイデアがすぐかたちにできる設備とスタッフさんが揃っているので、まずは相談しに行ってみてください!

F:本日はありがとうございました

sunokko designの栗田さんのお話いかがでしたか。お店を訪問した日は、あいにく雨が降っていたのですが、他のお客さんがいらっしゃらなかったので、ゆっくりお話を伺うことができました。栗田さんと話していると、こちらもなにかやらねばと毎回やる気を後押しされます。

小さなお店ですが、隅々まで栗田さんの配慮が行き届いた心地の良い空間です。アルパカに興味のある方、雑貨が好きな方、ぜひ一度行ってみてください。

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お店は不定休なので、オープン日はHPをご確認ください。http://sunokko.namemiso.net/

また、なぜアルパカなのかという理由を知りたい方はこちらのリンクをごらんください。

今後も「Fab-coreから生まれたものを見に行こう!」では、Fab-coreを利用したいと思っている方や利用者同士の製作のヒントになるような制作事例などを紹介していきたいと思います。

では、次回をお楽しみに!

 

取材協力:sunokkodesign デザイン事務所&アトリエショップ

〒503-0903 岐阜県大垣市東外側町1-18-2

sunokkodesignさんのショップは、2018年9月の台風21号によって店舗に被害があり、2019年4月にから大垣市本町の STUDIO3 2Fに移転し営業されています。

2018-06-19  #interview  #news  #snokkodesign