岐阜県大垣市にある、菓子製造業許可付きシェアキッチン「ちょいみせキッチン」さんにお邪魔して、新しく導入されたフードプリンタを見学しながら、運営している平塚弥生さんにお話を聞きました。
シェアキッチンというのは、お菓子を売りたい、飲食業を始めたい、という方向けに保健所に認可されたキッチンを提供する事をメインとして、それに関わる様々なサービスの提供を目指している新しい業態です。
今回、平塚さんに話を伺ったFab-core佐藤は飲食業界の素人なので、フードプリンタは新しい装置なのかと思っていましたが、平塚さんによると前職の食品メーカに勤めていた10年ほど前にはすでに導入されていて、結婚式の引き出物用などに使われていたそうです。
そのときは100万円ほどだったそうですが、現在は20-30万で導入できるあたり、デジタルファブリケーション機器ならではの流れですね。
こちらが、実際にプリントしている様子です。
フードプリンタはインクジェットプリンタと同じ仕組みなので、高さ方向の調整さえできれば平坦な素材にプリントが可能です。
あとは、素材によって色味が変わってしまったり、滲んだりはするので実際に試しながら調整していくことになるそうです。
こういった、シールや梱包も準備してあり、サービスとして利用できるそうです。
フードプリンタは今後シェアキッチンの利用者さんが使える予定だそうです。またちょいみせキッチンでは今後、3Dプリンタを利用したクッキー型の作成やチョコレート用のシリコン型などの作成もしていきたいとの事でした。
平塚さんからは、飲食業界におけるデジタルファブリケーション機器の活用に関して、いろいろお話しが聞けました。
ファブコアでも飲食関連の方からのご相談を受ける事がありますが、今後はちょいみせキッチンさんと協力しながら、より業界に近いアドバイスができるようにしたいと思います。
シェアキッチンや飲食業、菓子販売などに興味のある方は、ぜひシェアキッチンさんのHPをご覧の上、平塚さんにアクセスしてみてください。
平塚さんが運営されている「ちょいみせキッチン」に関しては、こちらのHPをご覧ください。